鹿沼市
浄土宗 江南山 清林寺
700年ほど前、岌無鈍山というお方が当地に草堂があるのを縁として止宿して布教、その後清林という名前の僧によって堂宇を建立されたのでその名から清林寺という名前がつけられました
始め字六部ヶ原(文化橋町)に建立したものの黒川の洪水がひどく現在地に移転したと伝えられています
1876(明治9)年、松岡白雄上人が住職時に、現在の本堂、鐘楼、表山門等が新築されました。白雄上人は浄土宗名越派最後の伝燈師として、関東、東北地方でご活躍されました。
そして昭和60年先代住職祐祥上人代には現在の庫裡新築の時にインド政府、スリランカ政府、インド大菩提会のご好意から、仏舎利、舎利弗、目蓮尊者の御舎利をお迎えしました。
両尊者の御舎利を移動したのは全世界で初めてとのことでございます。さらに、62年にはスリランカ国宝であるアウカナ石佛より直接型を取ることをスリランカ政府にお勧めいただき、当山境内にレプリカが建立されました。それより現在まで此の地で人々の安寧を願われております。
前梵鐘は第二次大戦時に供出され、現在の梵鐘は人間国宝香取正彦さんにより製作された物であります。
どうぞお近くにお越しの際には是非お参りにお寄りください
清林寺住職 松岡千恵 拝